退屈を「格別」な日常に

~日々の退屈にクスッと笑いたくなる小ネタと格別を~

入社した企業が黒だった!!

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皆さんこんにちはークロハです。
いよいよ来週頭から就活解禁ですねw
3月は早すぎるとして、4月から早々に内定を手にして一喜一憂して、いざ内定承諾書を内定先に提出して、以下大学、院を卒業していざ社会人デビューしたのはいいけど、過酷で劣悪な労働環境! 人事も採用時に言うてたことと違う!!
なんだ?! ここは!!? そう…あなたが入った企業は俗にいう
ブラック企業
だったのです。
そんな今回の議題はこちらです!
就活で「失敗しない、ブラック企業を極力引き当てないための武器、見極める観察眼」を今回はご紹介いたします。

ブラック企業の定義/特徴

まず「ブラック企業」という言葉が聞かれ出したのは2000年代後半からであり、今となってはありきたりで一般化し聞きなれて言葉ですね。労働者への権利は「法の名の基」で規定されていますが、これを無視した仕事を課した結果、辞職や過労死など様々な問題が浮き彫りとなり、各メディアが取り上げています。
しかし、その実態を知るというのは、入社してみないことには、わからないものです。しかし、後述する特徴や情報を抑えていればおのずと見極める目が手に入ります。
また一言で「ブラック企業」といっても、その定義はマチマチであります。しかし、いくつかの「共通点」ともいえる「特徴」があります。
それを1つずつ解説していきます。

①極端な超時間労働
ブラック企業」=「労働時間の長さですね。ある程度の残業ともなれば、一般的な会社でも見受けられる光景です。しかし、毎日深夜近くまで残業するのが当たり前となっていると聞きます。
そもそも労働基準法(以下労基法)では、1週間の労働時間は40時間(1日8時間)と規定されています。またこの規定には労使協定による取り決めをすることによって、一定時間の「残業」が可能となります。ただしその取り決めには上限があり、1日の残業が3時間1週間で15時間を超える残業が認められていません。つまり遅くとも21時には退社しなければならないことになります。もちろん業界や企業によっては、時期的な繁忙期ということもあり、仕方ないという方もいます。しかし、この現状が「当たり前」であるならば、そこはすでに異常であり、ブラックの可能性があります。

②休日が少なく年次有給休暇が取りにくい
労基法35条には、「少なくとも毎週1日の休日か4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」という規定があります。
一般的かつ平均的な年間休日は多くとも120日が当たり前です。しかし、これを下回るあるいは2桁台まで落ち込む企業は、ブラックな可能性があります。一連として残業が多いことに関連しますが、企業方針上、「課せられたノルマは絶対順守」等の場合、規定以下の場合は休日返上で就労時間を課し達成まで、そこに縛り付けます。
定時退社や有休取得をしようにも、自分だけしようなんてっていう罪悪感から自らその権利を取り下げ、同調するかのように仕事をする悪循環が生まれます。この悪循環が当たり前となっていると、年間休日日数が今以上に減る可能性があると言ってもいいでしょう。

③課せられるノルマが異常
労働時間の異常なまでの長さには、この課せられるノルマが就労時間内で終わらないことに原因があります。
そもそもブラックであるなら、人材教育に力を入れることはなく、課せたノルマを達成してこそ人材は育つものという意識がある場合があります。ただ一概には言えず、しっかり教育するところはします。ただ、その後はきっちり異常なまでのノルマを課してつぶれるまで使い倒します。また、ノルマ達成を促すかのようなプレッシャーを与えてくることが当たり前であり、達成できない場合は呼び出して説教とはいささか言い難い罵倒の嵐です。
その結果、メンタルがやられ、自決を選ぶ方も少なからずいます。

離職率の高さ
離職率」は、ブラックかホワイトかを判断する1つの基準になります。極端な話、異常とまで取れる労働時間、過酷なノルマなどに耐えられず、続々と離職していくのは当然です。
企業によっては求人募集の1項目として「平均勤続年数」や「通年離職率の割合」を公表していますが、まれにしていない企業もあります。
基本は3年以内の離職率を公表しており、例えばある年では3割を超す離職があったとなれば、黒確の疑いがあるとみていいでしょう。
事前にそこがブラックかどうかを知りたいという場合は、こうした数字を参考して決めることもまたポイントです。

⑤やたら精神論が多い
話の中で、「精神論」を持ち出すことが多いのもまた特徴です。
精神論そのものが悪いとは言いません。しかし、実体がないもので人がどうなるかなんて知ったことではありません。「やる気がどうとか」「気合がうんたら」「やりがいが云々」など過剰的言葉を用いての正常化は上トークであり、1つのごまかしです。もしその一言が社員を鼓舞するようなものであれば構いません。しかし、問題の正当化に持ち出される「精神論」は、ただの戯言です。

⑥なかなか辞めれない
入社して数ヶ月、数年が経過しても辞めさせてもらえない現状があります。まだ「気力があるのに辞められては困る」「今やめられては困る」など、労働力を失いたくないがために、強引に引き留めてきます。辞めさせないためにも、入社前に誓約書を書かせたり、退職届は数ヵ月前までに提出など社内ルールを設けるところがあります。しかし、これら規定に法的根拠はなく正当な法的規約としては退職の2週間前に通知すれば問題はありません。仮に受理されなくとも、内容証明郵便で送るだけで法律的な効力が発生しますから、無理に働き続ける必要はありません。

⑦鬱やノイローゼになりやすい
週5日働いた後に訪れる休日こそ、仕事を忘れて趣味や道楽といった「プライベート」の時間であり、ストレスというガスを抜く時間です。しかし、これまでのようにブラックかつ過酷な職場には、そのようなものはありません。仕事で溜まりに溜まったストレスが蓄積していけば、メンタルケアができず、体調不良や精神病の発症へとつながります。最悪の場合、命に代わることもありますので、取り返しがつかなくなる前に手を打ちましょう。
仮に仕事が原因で精神病にかかった場合は、労災認定されるため、日ごろから仕事の上記用を記録しておくことを勧めておきます。

ブラック企業を見抜く目を養うテクニック

仕事とプライベートの両立がきっちり取れた「ワークライフバランス」を実現するためにも、絶対にブラック企業には入社しないゾ!('ω' )キリッ!とするためには、まず見抜く目を養っていきましょう。以下はその方法です。

求人票の労働条件
雇用形態、給与、勤務時間、休日、社会保険等の各種保険については必ずチェックしておきましょう。
チェックすべきポイントは、以下のところです。
・業務には関係のない言葉の多用
・具体的な業務内容や待遇がなく、曖昧な表記
・未経験者や若年層なのにやたらと給金が高い
・年間休日が105日以下=週6連勤以上の勤務が多い可能性

離職率と採用者率
企業が求人票にて掲載していることのがある「3年後離職率」を確認しましょう。この離職率の計算は下記の式で出すことができます。
「ある時期(※)に入社した社員の3年間の離職者数÷同じある時期(※)に入社した社員数×100%=離職率
※多くが4月一斉入社なのでそこを基準
大卒の新卒の場合の平均離職率は3割です。このボーダーを上回ったり、近い数値であった場合、黒寄りとみていいでしょう。

また年間採用者数の算出には
「前年の採用者数÷全従業員数×100」で年間採用者率が算出できます。年間平均は高くとも、1割です。これが2割前後であれば、早期離職を鑑みた大量採用の可能性があります。
一部上場であれば、ネットや書籍で調べ上げることができますので、活用してみましょう。

面接の雰囲気
面接を行った時、その時に企業の雰囲気を確認しましょう。
清掃の行き渡り具合で、その企業の仕事っぷりが図れるかもしれません。
そのほか、面接担当者の見た目や態度も要チェックです。
相手も会社の看板を背負ってきているため、ビシッとしていることがあります。しかし、顔色や態度を偽ることはできません
面接時にやたらと馴れ馴れしい口調、あるいは圧迫面接をしてくる場合は、その場その場で切り替えている可能性があります。面接だけでなく、もし以前インターンやトライアル雇用を利用していれば内部の雰囲気を知ることが手きますので、就活が始まる前にぜひ利用してください。

ブラックに勤めてしまった時の対処法

できるだけ早く辞める
入社してしまったら、上からの圧力や同僚のことは気にせず、早めにやめる算段を立てておきましょう。つらい思いをして心身が壊れてしまっては、元の子もありません。
また辞めるにしても、強引な引き留めに遭ったり、罵詈雑言を浴びせてきたりしてくるところもあります。
辞めさせてくれない場合は、弁護人を立てておくと有利に話を進めることができます。ただし、あくまでこれは最終手段です。
退職する際は両者ともに納得がいく形での、退職が好ましいです。

残業代の請求
残業代の請求を行う場合、タイムカードやPCのログイン履歴など証拠となる根拠を残しておくことが大切です。
残業代の計算は、自身の賃金を月の所定労働時間で割って、時給を算出し、それに割増率と残業時間をかけることになります。

まとめ

今回はブラック企業の見極め方やその特徴についてご紹介しました。
取り上げた特徴のほかにも、ブラック企業の特徴はあります。
確かに、面接やインターンの時お世話になったところは、すごくいいところだった。けど、いざ蓋を開けてみればなんてこった!!
っていうことがあります。あくまで外面、装いがよくその実態は別であるという疑いを持って入社するかしないかを選びましょう。
心配な時は以下のサイトを参考程度に利用してみてください。
https://www.vorkers.com/

また、本当にこの会社でやっていけるのか、一度自分の中で整理してみてください。

最後に

もしブラック企業に就いてしまっても、慌てず落ち着いて辞める算段を考えていきましょう。対処法でも言いましたが、身体を壊しては元の子もありません。元気に働けるうちに、次の働き先を探しましょう。
よく、転職活動は就業期間中にやるがいいとか、退職後にするのがいいという話を聞きます。
結論から述べると、どちらにするかは、あなた次第です。
退職後は失業手当なるものがありますが、退職理由によって需給日が変わってくるため、注意がいります。この件に関しては後日コラムとしてご紹介します。
また一度しか転職活動をしたことないため、参考になるかはアレですが、1人暮らし、貯蓄にある程度余裕はあるが心配という方は就業期間を利用してやるのがベストといえます。
転職先の面接日は極力休日に入れて、有効的に時間を使っていきましょう。
皆さんも就活や転職活動していく際には、気を付けてください。
ワークライフバランスが取れた仕事に就けることを願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた次回w

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